イタリアFIAT社のCroma Turbo ieです。
KOBAが以前勤めていた会社で輸入販売していた車で、社員自家用制度を利用して乗っていました。
車格でいくとトヨタのクラウンや日産のセドリックと同列なのですが、エンジンは2リッターの4気筒ツインカムターボでした。
このころのFIATが所有しているエンジンはそれが最大でした(笑)
とは言ってもオートデルソーレ等速度無制限の高速道路を有している国ですので、150Psの馬力ながら動力性能は十分でした。
ターボが効き出したあたりからの加速は気持ちが良かったですね。
この車はティーポ4(確か)というプロジェクトで、FIAT、LANCIA、SAABそしてALFAROMEOの4社で車体(シャーシー部)を共同開発し、それに自社の部品を組み込んで販売していました。
当時の兄弟車は
LANCIA THEMAシリーズ
SAAB 9000シリーズ
ALFAROMEO 164シリーズ
と、なります。
この4台を見比べるとパッと見は違う車なのですが、ドアの形状等同じデザインを使っていることが分かってきます。
取り付け方法も同じですので、Cromaに9000のドアを(物理的に)付けたり出来てしまうわけです(笑)
実際、KOBAのCromaにはTHEMAのドアミラーを付けていました。
(画像はオリジナルのドアミラーです)
THEMAのミラーの方が格好いいんです(笑)
3ナンバー枠の車体でしたので車内もとても広く、大人5人が乗ってもそれほど窮屈さは感じられませんでした。
また、シートはクッションが堅めで長距離を走ってもあまり疲れは感じることが無かったですね。
このころのイタ車はまだ品質が十分でないので、マイナートラブルはやはり発生していました。
KOBAの場合エアコンがオートでしたので、エアコン関係の故障は何度か経験しました。
マニュアルミッション車でしたので、クラッチワイヤーが切れたこともありました。もっとも自分で直していましたし、緊急回避方法も考えてありましたのであまり不便は感じませんでしたけどね(笑)
中にはエンジンがかからなくなる等の故障に遭遇した人から見れば些細な事でしたけどね。
オートマ車の人たちはもっと大変な事もありましたが・・・(汗)
結局1年で車を返してしまったのですが、結構楽しい車でしたね。 |
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