キーボードを洗ってみた



キーボードも使っているうちに汚れてきます。
クリーナーで、表面の汚れは落とせますし
ダスターで、ある程度の埃も飛ばせます。
しかし、本当の意味での掃除ではないので
洗ってみる事にしました(笑)
パソコン雑誌等で、キーボードをそのまま
洗濯機で洗っている記事を読んだ事が
ありますが、一応簡単ながらIC等も
入っているので、バラして筐体だけ
洗う事にしました。



まず、裏側の固定ビスを外します。
DELLの場合、合計8本でした。
裏蓋を開けて、引っ張り防止からケーブルを
外して裏蓋を取り去ります。
プリント基盤保護用の金属プレートを固定して
いるビスを外してプレートを取り去ります。
プリント基板を取り去ります。
これが、キーを押した時の情報をPCに伝える
為の基盤です。
これも水に濡らしたくないので取り去ります。
プリント基板のこの部分が各キーの接点です。
キーを押すと下に見える丸い接点が、プリント
基板の接点と接触し信号が流れ、どのキーを
押したかが分かる仕組みです。
基本的構造は電卓で以前から使われています。
プリント基板を取り去ると、キーに連動する接点
が出てきます。

DELLの場合、各キーごとに独立していました。
物によってはこれが一体の物もあります。
また、プリント基板が2層構造で接点は両方とも
プリント基板に付き、この部分はプリント基板の
接点同士を接触させるだけの物もあります。
プリント基板が2層で、この部分が一体の方が
製造コストが抑えられます。

KOBがバラした物もDELL以外はその方式を
採用していました。
プリント基板が2層の物は間にゴミや水分が
入ると取りづらくて掃除が大変です(笑)
キーでこのドームを押し下げます。
キーを放すとドームが元に戻ろうとする力で
キーを元の位置に戻します。
ドームの形状や素材(メンブレンゴム)によって
キーを押した時の感触が決まります。
洗面台に水を張り、洗剤(食器用でOK)を
適量垂らして、上下左右に揺さぶりながら
ゴミが出てくるように洗います。
キーやキーの間は使い古しの歯ブラシ等で
洗ってあげます。
良く洗って綺麗にしましょう(笑)
良くすすいだ後、軽く水を切って、干します。
乾いたら、逆の順序で組んでゆきます。

キーが押された状態だと、ドームが収まらない
ので文庫本等で本体を浮かしてやると良い
でしょう。

接点は、出来たら接点復活剤で掃除すると
良いのですが、無い場合は水で濡らした後
堅く絞った布で汚れを取ってあげてください。
ただ、強くゴシゴシとやるとプリント部を傷めます
のでやさしくやさしく・・・
ドームの接点は少量水を付けた綿棒で軽く
拭いてあげます。
良く乾かしてから組んでください。


この後PCに組んで正常に動作すれば終了です。
正常に動作しない場合は、各部の接続や
基盤上にゴミや水分が残っている
可能性がありますので原因を取り除いて
再度組み直してください。
それほど難しい作業ではないので
キーボードをリフレッシュしてあげてください。


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