ホイール塗装



以前からずいぶんと汚れてきたホイールを
綺麗にしたいな〜と思っていたのですが
KOBAが自分でタイヤを交換した時に
ついでにホイールの塗装にチャレンジ
してみました。

作業工程及び画像はリヤホイールですが、
フロントはリヤに対して脱着も簡単ですし
塗装に関しては基本的に同じ行程を
行いますので、画像等の掲載は
省略しています。
知りたい方はメールしてくださいね。


最初にマフラー、リヤキャリパー、パーキング
ブレーキワイヤー及びアームを外して・・・


タイヤとホイールを外します。


ディスクローターを外します。


タイヤレバーとリムガードを使ってタイヤを
外します。
工具は通販で合計¥5.000位で購入したもの
ですが、十分使えます。
リムガードは、タイヤレバーでリムを傷つけない
為に使用します。


タイヤを外す時に、最初にホイールにはまっているビードをホイールの内側に落とす(外す)必要が
あります。
外す方法は、専門店ですとビードを落とす工具や機械があるのですが、個人で買えるものではあり
ませんし、マジェくらいのタイヤであれば人力でも可能です。

タイヤとリムの間に食器洗い用の洗剤等を流しこんで滑りを良くしたらタイヤを踏みながら根気よく
ビードをリムから落としていきます。
CRCのような潤滑剤を使用しても良いのですが、その後の塗装時に油分を落とさなくてはいけない
ので脱脂が余計必要になってしまうので洗剤等を使用した方が良いでしょう。

両側のビードが落ちたら、タイヤレバーでタイヤをコジリながら外していきます。
その時も適便洗剤等を塗ると作業が楽になります。




タイヤが外れたら洗剤で良く洗い、ホイールの
汚れを落とします。


洗う時も、洗剤でタワシ等でゴシゴシ洗ってしまいます。
細かいところやタワシが届かないところは使い古しの歯ブラシ等を使うのが良いと思います。

ブレーキの粉は、パッドから粉が出た直後は高温で、その粉がホイールに付いた時その熱で
ホイール表面に焼き付く事が良くあるため洗っても完全に粉を除去出来ない事が多いのですが、
可能な限り綺麗にしましょう。

また、フロントホイールはホイールの中心にベアリングが入っています。
フロントホイールを洗う場合は、ベアリングに水がかからないようにテープやガムテープでマスキング
してから洗いましょう。


乾燥後、塗装する部分以外をマスキングします。
マスキングには、紙テープが安いし使い勝手が
良いのでお勧めです。

マスキング完了後、塗装面をシンナーやパーツ
クリーナー等を使用して良く脱脂します。
ここで脱脂が不十分ですと塗装時に塗料をはじ
いてマダラになってしまうので、しっかり作業
します。
やり方は、布きれにシンナーやパーツクリーナー
等を付けて塗装面を拭いたら乾燥させ布きれの
新しい部分に再度シンナーやパーツクリーナー
等を付け、拭きます。
これを数回繰り返します。


乾燥後、吹きつけに入るのですが、地面に直接
おいてやると、汚れが付いたりせっかく塗装した
部分を傷つけたりするので、画像のように浮かし
てやると良いと思います。


今回、塗料するのにどの塗料を使うか悩みました。

缶スプレーを使うのですが、普通のラッカー系だと塗膜が弱くちょっとした飛び石等でも剥がれて
しまいます。
アクリル系はラッカー系に比べて塗膜が強く仕上がりも綺麗のですが塗装の手間はラッカー系より
面倒です。
また、どちらの塗料もホイールに残っているブレーキダストが残っている部分の仕上がりが気になり
ます。

そこで、KOBAが選んだ塗料は門柱等に使う缶スプレーでした。
常に、雨風にさらされ開け閉め等で傷が付く可能性の強い門柱に使う塗料だからホイールに使用
しても塗膜の剥がれも少ないのではないかと考えました。
何より、うたい文句が「錆の上からも綺麗に塗れます!」に惹かれました(笑)
これであればブレーキダストが残っているところでも綺麗に塗れるのではないか・・・と考えました。


塗装をする時は、天気が良く空気が乾燥して
いて、風のない日を選んで行います。
天気の悪い日だと塗装の乾燥が遅く、湿度が
高いと色がくすみます。
風の強い日は、塗装面にゴミが付着する恐れが
大きくなります。
塗装は、一気に厚塗りをすると塗料が垂れて
しまうので、今回は薄く塗っては軽く乾燥を5回
くらい繰り返して塗装しました。
塗装が終了したら、そのまま完全に乾燥する
まで放置しておきます。
この門柱用もアクリル系のようで、乾燥まで時間
がかかりましたが、仕上がりは綺麗ですね。
艶も適度に出て結構良い感じです。


パーキングブレーキ部もワイヤーのかかる
レバーを外し、マスキングをして同様に塗装
します。


塗装の完了したホイールにタイヤやディスク
ローター等を組んで車体に取り付けて完成。


見た目はこんな感じです・・・って、良く見えなか
ったですね(汗)



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